眠れない夜とどう向き合えばいいか

・がんの治療中や治療後に、「眠れない夜」が続く方は少なくありません。
・横になってもなかなか寝つけない。夜中に目が覚めてしまう。
・朝方に不安が押し寄せてくる
──そんな夜を、ひとりで抱え込んでいませんか?──
実は、がんと不眠には深い関係があります。
本日は、眠れない夜との向き合い方、心を休めるための心理的アプローチをご紹介します。
■ がんと不眠の関係
がん患者の約30〜50%が、何らかの睡眠障害を経験すると言われています。
原因は多岐にわたります。
- 身体の痛みや不快感(化学療法後の吐き気、手術後の痛みなど)
- 治療に伴うホルモン変動
- 精神的ストレス(再発の不安、生活の変化)
- 昼間の活動量の低下
- 薬の副作用(ステロイドなど)
睡眠が取れないと、体力や免疫力の低下につながり、悪循環に陥ることもあります。
ですが、「眠れない=悪いこと」と捉えすぎると、かえって眠れなくなってしまうという“皮肉な現象”が起こりやすいのです。
■ 「眠らなきゃ」に縛られないために
不眠に悩む方の多くが、こう思ってしまいます。
「ちゃんと寝ないと、明日に響く」
「体調が悪くなるかも」
「また眠れなかったらどうしよう…」
このような“思考の圧”は、さらに脳を覚醒させてしまいます。
心理学ではこれを「逆説的意図(Paradoxical Intention)」というテクニックで乗り越える方法が知られています。
これはあえて、「眠らないで起きていよう」と逆の意図を持つことで、緊張を和らげる方法です。
例えば、ベッドに入って「絶対に眠ってやる!」と意気込むのではなく、静かな音楽を聴きながら「ただ横になるだけでいい」と考えるのです。
■ 夜の不安に“ラベリング”する
眠れない夜、不安や恐怖が心を支配することがあります。
- 「また再発するんじゃないか」
- 「家族に迷惑をかけている」
- 「この先、自分はどうなるのか」
このような思考が次々と押し寄せてきたときに有効なのが、“感情へのラベリング”です。
これは、心理療法(マインドフルネスやACT)でよく使われる手法で、
今の感情に名前をつけることで、客観視できるようになるものです。
例:
「今、私は“将来の不安”を感じている」
「今、“孤独感”が来ているな」
「これは“後悔”だ」
感情にラベルを貼ることで、それに飲み込まれるのではなく「それが今、来ているな」と冷静に受け止められるようになります。
こうした視点の変化が、眠れない夜の“思考の洪水”にストップをかけてくれます。
■ 身体をゆるめるワーク
精神的アプローチと並行して、「身体からのアプローチ」も非常に有効です。
以下のような方法は、夜の緊張をほぐし、眠気を誘います。
1. 腹式呼吸(4-7-8法)
- 4秒かけて鼻から吸う
- 7秒息を止める
- 8秒かけて口から吐く
これを数回繰り返すと、自律神経が整い、心拍も安定します。
2. 筋弛緩法(PMR)
手→腕→肩→足の順に力を入れてから脱力していく方法。
緊張している身体の部位に気づき、リリースする効果があります。
3. 夜のルーティンを整える
- スマホを21時以降見ない(ブルーライト対策)
- 白湯を一杯飲む
- 同じ音楽を流す(α波音楽など)
“寝るための準備”を習慣化することで、身体が「そろそろ寝る時間だ」と認識しやすくなります。
■ 眠れない夜にできる“小さな工夫”
それでも眠れないときは、「起きてしまっていい」と考えることも大切です。
無理に寝ようとせず、ライトを少しつけて、次のようなことをしてみてください。
- 温かいお茶を飲む(カフェインレス)
- 優しい詩やエッセイを読む
- 感情をノートに書き出す(モーニングページ的に)
- 呼吸に意識を向ける
- 「今、この瞬間」に意識を戻す
これらは“眠る”ことを目的とせず、「心を静かにする」ための行為です。
眠れなかったとしても、「夜を無事に過ごせた」と思えるだけでも、心の負担は軽減されます。
■ 眠れない夜に寄り添える存在
がんとともに生きる過程では、眠れない夜があって当然です。
そんな夜、自分を責めないこと。
「寝なきゃ」ではなく「今夜はこのまま過ごしてもいい」という許しが、
あなたの心と身体を少しずつ緩めてくれるでしょう。
心身の回復を助けるために、日々の栄養補助や免疫サポートも大切です。
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